一人で楽しめる人がみんなで楽しめる
もろ手どころか両足まで挙げて賛成。1人でしっかり立てる人が、人といても楽しく、「また会いたい」と思う魅力的な友人となる。私の母は井戸端会議の嫌いな主婦で、噂話、陰口、詮索を恥ずかしいことと教えてくれた。おかげて女の子グループで浮いて困ったが(笑)尊敬できる友人ばかりに恵まれ感謝している。尊敬もできない人たちに仲間外れにされても、何も失うものはない。いい意味での個人主義を世の子供たちに教えていきたい。
飲み屋で酔った上司が新入社員に処世術を語っているような本
前半部分は主体性を失わない友達付き合いについて具体的に書かれており、児童にとって参考になる部分もあるでしょう。しかし中盤あたりからネタが尽きたのか、本、漫画、絵、音楽などを通じて精進することの大切さを語ったり、著者お気に入りのマンガ紹介をしたり、など表題と直接の関係が薄い方面に話が脱線します。
さらに著者は、TVやTVゲームを批判し始めます。低俗な番組内容を例示し、「TVは悪い」というような子供にも笑われそうな論理です。また、ゲーム批判に関しては、「ゲームは車の運転と一緒。集中しているだけで何も考えられない」といった04年出版の本とは思えない偏見を述べています。著者が最後に遊んだゲームはインベーダーゲームでしょうか? 文章を読み進め、登場人物の心情を読みとりつつ主人公の取るべき行動を選択するゲーム、絵を描きそれを動かすゲーム、高度な計算を要するパズル、など多様化しているゲーム文化を知らないようです。著者は漫画好きらしいですが、漫画文化がかつて社会から受けた「個々の作品を無視し文化全体を否定」という理不尽を、自身がゲーム文化に対して浴びせかけているということを認識できているのでしょうか。
この本は全体的に見て、短絡的な思考を基に、個人の経験論レベルで文章が組み立てられています。飲み屋で酔った上司が新入社員に処世術を語っているような本(子供向けですので言葉使いは丁寧ですが)です。子供に読ませる際には、本の内容を鵜呑みにしないように親御さんが側について、この本のよい部分を抽出して語ってあげる必要があるでしょう。
さらに応用するために
いい本なのですが、子供はここまで強くないよう気がします。 つるむなといわれても、 運動会や遠足などはひとりぼっちはつらいです。 教室の移動やお昼休みに、肩越しに友達がいる喜びは、 涙がでるほど嬉しかった・・・・それでも、やはり人間は強くならなければならないので、 この本が必要なのだと感じました。 嫌いな人とつるんでいても、楽しくないので、 そんな時、この本を読んで強くなりましょう。 そして、もう少し大きくになったら、 この本の友達を彼または彼女に置き換えて読んで下さい。 寂しい休日を過ごしたくないだけで、 好きでもない彼または彼女と、つるむのはやめて強くなりましょう。 そして、そして、もっと大人になったら、 この本の友達を会社に置き換えて読んで下さい。 就職できないよりはましだと、 好きでもない会社と、つるむのはやめて強くなりましょう。
赤信号
〜この本を肯定する人とは、まあ、僕は友達にはなりたくないね。 こんな本に頼って、友達なんかいらね〜とか言ってるやつは偽者じゃいw 自分が好きなことやってたら、友達がいなくたってなんとも思わない。 現状不満型、現状否定型の人間がこれを読んでワッショイワッショイ言っている。 確かにね、氏の本は読みやすいし、内容も薄くはない。 納得する〜〜こともある。自分の人生と重なる部分もあるし。 だけど、氏の著書を賛美する人たちは、なんか危ない。 キモい人とか楽しく生きていない人に多い。 氏は自分の人生の暗の部分を修業期間とか充電期間と称して 自己肯定する。 そして上記のような現状不満型の人たちは氏の本を読んで 自己肯定化する。 これって宗教じゃないの?〜
悩みを知らない人によるアドバイスだ。
この、いかにも教科書的な本を読んで納得できる子は、著者が危惧するような問題を抱えてはいないでしょう。既に死語となりつつある「教育ママ」は、かたちを変えてこのような本に自分とわが子を投影するのかもしれませんね。不幸です。
PHP研究所
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