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後ろ向き―一週間に一日幸せならいい
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| ジャンル: | 自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習
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| 人気ランキング: | 207542 位
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| 参考価格: | ¥ 1,935 (消費税込)
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この時代、岸部四郎って、もっと評価されて良いのでは?
岸部四郎の本は対談集も含め、既に3?4冊読んでいるが、いずれも独特の岸部節とも言うべき文体で、関西人の私にはスイスイと読み薦められ快適である。本書は恒例の借金地獄→自己破産の悲惨話に、脳卒中→後遺症の話も加わり、ますます快調なネガティヴトーク。やっぱり「他人の不幸は蜜の味」なのかなあ。でも、不思議と元気が出てくるので、社会的貢献度は大だと思ふ。陳腐な言い草だけど「生きるのに疲れた人は、是非御一読あれ。」
なにげに前向き?
この本の根っこにあるのは、
「おれはこんな辛い人生だったのにみんな幸せそうにしやがって!」といった恨み辛みではない。
「おれはこんな失敗をしたけど、次世代を担うみんなは頑張って生きるんだ!」といった暑苦しいメッセージでもない。
ましてや、「芸能界の裏情報をあばいて一儲けしてやろう」といった意地汚い根性では絶対ない。
ただ、しんどい現状をぶつぶつとつぶやいているだけである。それが、とぼけたイラストの効果もあって妙な面白さをかもし出している。
精神的な病を患っている人を、「頑張れ!」と引っ張りあげようとすると、余計に患者を追い詰めてしまう。
その場合は「ぼくもしんどいよ。でもまあマイペースにいきましょう」と患者に同調してあげないといけない。
ぼくがこの本を手に取ったときも精神的に疲れていたが、たまたま手に取ったこの本が「ぼくもしんどいよ」と言ってくれたおかげでふっと楽になった。
見たところつらい話ばっかりに思えるが絶望感を感じるほどではなく、無理なく不幸話が聞ける。
ストレスをためこんでいる人や緊張した生き方を強いられている人はぜひ手にとってほしい。
カメのように生きる
岸部さんて、ルックルックの司会をされていたころは、のほほんとして、つかみ所のない人だなぁと思っていました。その後、借金騒動でどん底を味わい、いまは一味違った存在を放ち、いい感じの魅力を放っておられる。どーんと、復活するのではなくて。ご本人は、何も変わっておられないのかもしれませんが。
無理に頑張らなくてもいいんじゃないの、出る杭になったら損だから我を張らなくてもいいんじゃないの、と、ほどほどの「三番手」を目指すという人生哲学。小さい人間に思えるんだけど、頑張らないといいながら、いろいろ気をつかい、努力をしているのがわかって、励まされます。
総論◎ 各論?
本のタイトルと「一週間に一日幸せならいい」というサブタイトルに曳かれて買いました。以前から楽観主義の方が悲観主義より良いという世間のステレオタイプ的な思想に疑問を持っていたので、「ポズィティブ・シンキングは疲れませんか?」という著者の主張には十分納得できます。しかし、中身は著者の体験談が中心で、いまいち説得力に欠けていると思います。しかも、家の中で夢を考えているだけではダメで、外に出向いて行かなければならない等、結構、“前向き”な考え方を奨励していたりするんですよね。というわけで、星3つにさせていただきましたが、筆者の体験談等に価値を見出せる人がお読みになれば、それ以上の星がつくものと考えます。
幻冬舎
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