ありがたいです。
この本はちょっと読みづらい風姿花伝を林望先生によって解説付きで読ませてもらえる本。
もともと、ゼミの中で話していたのが元だとか。
原文には総ルビで、下段にはそれの口語訳がついている。
そして林望先生の解説がその後に続く。
こういう本って初心者にはとってもありがたい。
そして、風姿花伝の内容はと言えば。
元々は能に関する芸術論というか一子相伝の秘伝の書。
現代のすべての分野でその道を究めようと思ったら必読。
「上手は下手の手本、下手は上手の手本なり」なんて言葉は慢心を戒める機知に富んだ言葉だ。
あるいは、次の文章などもしっかりと受け止めたい。
「わが風体の形木を窮めてこそ、あまねき風体をも知りたるにてはあるべけれ(p132)」
これの口語訳は以下
「なにごともまずは自分の基礎となるところをきっちりと身につけてこそ、その先の応用的な広い工夫のあれこれも知ることができるのである(p132)」
まずは、この本を読んでから原書にトライする事を勧めます。
入門書としては大変お勧めです。
家庭画報での連載で人気の林望さんが解説してくれる 風姿花伝です非常に読みやすく楽しくもあり、入門書としては大変 お勧めです。世阿弥の能という芸能を極めるという視点で 書かれた本ではありますが、全ての人間の成長ということ にピッタリ当てはまる内容で、原文を読みながら、その 流れるような、また、独特のリンとした空間(行間)を 深く楽しみました。 最後に是非原文をお読みくださいと書いてありますが、 まさに、これは何度読んでも味わいのある深い何内容なのですね。 とてもコンパクトだし、とても読みやすいこの「すらすらよめる 風姿花伝」まずは入門編からお読みくださいね。
世阿弥が現在(いま)に甦る
処世訓として現代に通用する古典を「その道の達人」達が現代語訳をつけて解説する『すらすら読める』シリーズの第4弾である。 国文学者であり、自ら能を演じ、新作能まで書く林望という今回の人選も最適であろう。 原文は抜粋ではあるがまさに「いいとこ取り」であり、全部にルビが振ってあるので本当に「すらすら読め」てその調子を楽しむことができるし、林望オリジナルの現代語訳は能のポイントを押さえながらも現代社会に生きる言葉となっていて、内容の理解も容易である。そして解説によってさらに深く世阿弥の意図に想いを致すことができる。『風姿花伝』や世阿弥への入門書として手頃な、しかし充実した1冊となっている。
講談社
風姿花伝 (岩波文庫) 処世術は世阿弥に学べ! (岩波アクティブ新書) 世阿弥―花と幽玄の世界 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ) これならわかる、能の面白さ 現代語訳 風姿花伝
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